ネットワークプリンター(リモートOUTQ)定義方法
説明
これは、プリントサーバーに対して直接AS400(iSerise)より出力する方法です。
利点
・ このOUTQを使用すれば、セッションの立ち上げも要らずIPアドレス指定により直接出力出来ます。
・ 用紙サイズ(縮小も含む)、カセット単位にOUTQが作成出来非常に便利です。
・ IP指定なので複数のAS400(iSerise)から一台のプリンターに出力出来ます。
・ 横幅230文字ぐらいまで出力可能(70%縮小A4)
定義方法
まず、ワークステーションカスタマイズを作成します。これは、詳しい事は良く解りませんが、用紙サイズ、
方向、縮小率、トレイ等の設定を行うものです。
1.ソースの作成(ワーク・カスタマイズ・オブジェクトのソース作成(IBMオリジナル))
RTVWSCST DEVTYPE(*TRANSFORM) MFRTYPMDL(*IBMPAGES)
+
SRCMBR(IBMRENA4R) SRCFILE(QGPL/QTXTSRC)
Ver4.3以上は*IBMPAGES300をご使用下さい。(Ver4.3 PTFSF60131適用であれば)
他メーカーで5577エミュレータが入ってる場合
MFRTYPMDL(*IBM5575)より復元して下さい。
ESC/Pモードで印刷する場合
MFRTYPMDL(*ESCPDBCS)より復元して下さい。
注意:この場合は15CPIスプールはずれを起こし、半角カナ文字が出ません。
これを回避する拡張機能命令が出てるか各メーカーに問い合わせて下さい。
出ている場合は、その命令コードをこのソース内に設定すれば回避出来ます。
2.ソース変更
NOPRTBDR セクション全て削除
:WSCST DEVCLASS=TRANSFORM.
:TRNSFRMTBL.
:PRTDTASTRM
DATASTREAM=IBMPAGES.
:EBCASCCSID.
:EBCASCCSIDE
EBCDICCSID = 5026
旧JIS新JIS変換セクション
ASCIICCSID = 943.
:EBCASCCSIDE
EBCDICCSID = 5035
ASCIICCSID = 943.
:EEBCASCCSID.
:INITPRT
DATA ='1B7E0100001B7E0300013C1B7E02000132'X
'1B7E4600050000130000'X トレイ
A4
'1B7E51000103'X
連>A4
'1B7E50000103'X.
横 ('1B7E50000102'X.
縦)
3.オブジェクト作成(ワークステーション・カストマイズ・オブジェクト)
例
CRTWSCST WSCST(QGPL/IBMRENA4R) SRCFILE(QGPL/QTXTSRC) 連帳A4横縮小
CRTWSCST WSCST(QGPL/IBMB5V) SRCFILE(QGPL/QTXTSRC) B5縦
4.出力待ち行列の作成(CRTOUTQ)
例 @
CRTOUTQ OUTQ(QGPL/PRTA4RR) RMTSYS(*INTNETADR)
RMTPRTQ('PR1') +
AUTOSTRWTR(1) CNNTYPE(*IP) DESTTYPE(*OTHER)
MFRTYPMDL(*WSCST) +
WSCST(QGPL/IBMRENA4R) INTNETADR('222.222.1.200')
@ RMTPRTQ(’*****’):プリントサーバー設定時のキュー名を指定して下さい。
CRTOUTQ OUTQ(QGPL/PRTB5V) RMTSYS(*INTNETADR)
RMTPRTQ('PR1') +
AUTOSTRWTR(1) CNNTYPE(*IP) DESTTYPE(*OTHER)
MFRTYPMDL(*WSCST) +
WSCST(QGPL/IBMB5V) INTNETADR('222.222.1.200')
5.WRTの開始
STRRMTWTR OUTQ(PRTA4RR)
STRRMTWTR OUTQ(PRTB5V)