ｉＳｅｒｉｓｅ（ＡＳ４００）からＰＣへメッセージを
送る方法
ｉＳｅｒｉｓｅ（ＡＳ４００）からＰＣへメッセージを
送る方法
ＡＳ４００のコマンドによりＰＣ端末へメッセージ（メッセンジャサービスやＩＰｍｓｇを利用し）を送信する方法
用途
システム内のプログラムがＡＢＥＮＤした時や自動処理などの完了メッセージや外部からのデータ入手時
にメッセージを送信したい場合などに利用出来ます。ＰＣＯＭ立ち上げて無くてもメッセージが表示されま
すので便利ですよ。
ＰＣサーバー側
１． ＰＣサーバーへクライアントアクセスを導入する。（サーバーである事）
２． Incoming Remote Commandサービスを開始する。
ＮＴの場合
2.1. コントロールパネル → サービス → Client Access Express Remote Command Serviceを
ダブルクリックしAutomatic(自動）にする。
Ｗ２０００の場合
2.1. コントロールパネル → 管理ツール → サービス → Client Access Express Remote Co
mmand Serviceのプロパティで自動にする。
ＸＰの場合
2.1. コントロールパネル → 管理ツール → サービス → iSeries Access for Windows リモート・
コマンドのプロパティで自動にする
ＡＳ４００側
マイクロソフトのメッセンジャーを利用する場合
前提条件 マイクロソフト・メッセンジャーサービスが有り、開始されている事
コマンド
RUNRMTCMD CMD('"NET SEND 192.158.1.10 テストメッセージ
"') RMTLOCNAME( +
'192.158.110.110' *IP) RMTUSER(TEST) RMTPWD(TEST) CCSID(943)
コマンド説明
RUNRMTCMD CMD('"NET SEND 送信先ＰＣのＩＰアドレス テストメッセージ "')
RMTLOCNAME('サーバーＩＰアドレス' *IP) RMTUSER(サーバーのユーザー)
RMTPWD(サーバーのパスワード) CCSID(943)
PC側に以下のメッセージ画面が表示されます。
ＩＰｍｓｇを利用する場合（作者のＨＰ）
前提条件：相手側とサーバーにＩＰｍｓｇが導入し動いてる事
コマンド
RUNRMTCMD CMD( ' "C:\IPMSG.EXE /MSG 192.168.１.10 テストメッセージ " ' ) RMTLOCNAME( +
'192.158.110.110' *IP) RMTUSER(TEST) RMTPWD(TEST) CCSID(943)
例はIPmsg..exeをC:\へコピーして使用しています。
コマンド説明
RUNRMTCMD CMD( ' "C:\IPMSG.EXE /MSG 送信先ＰＣのＩＰアドレス テストメッセージ " ' )
RMTLOCNAME('サーバーのＩＰアドレス' *IP) RMTUSER(サーバーのユーザー)
RMTPWD(サーバーのパスワード) CCSID(943)
PC側に以下のメッセージ画面が表示されます。
障害
ＲＵＮＲＭＴＣＭＤ実行時、応答がない場合
・ ファイアーオールで遮断されている場合がある。サービスプログラムを例外として下さい。
・ コントロールパネル → 管理ツール → サービス → iSeries Access for Windows リモート・
コマンドのプロパティのログオン内のデスクトップとの対話をサービースに許可をチェックする
必要なユーザー ID がないかまたは無効です。
・ ＰＣ側にユーザーを追加して下さい。
必要なパスワードがないかまたは無効です。
・ パスワードが間違っている。
・ ＯＳ４００とクライアントアクセスのバージョン違い（ＣＬでの変数渡しの場合）
CPD552A 文字の変換中にエラーが起こった。
・ ＣＣＳＩＤが正しくないか、パラメータに設定されていない
'C:\ＰＧＭ.exe' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
・ ＰＣ上のプログラム指定が間違ってます。