iSeries,AS/400,i5,IBM,HRM
リモート・ジャーナルとは
ホット・スタンバイ システムを構築する上でローカル側のデータをリモートAS/400にデータを
リアルタイムでコピーを取る際に利用する為の情報です。あくまで情報だけであって、この情報
を元にプログラムを作成しデータ加工を行います。
設定方法
一次側(MAIN)
1. JRN作成
・ CRTJRNRCV JRNRCV(QGPL/FILE1) THRESHOLD(10000)
・ CRTJRN JRN(QGPL/FILE1) JRNRCV(QGPL/FILE1) MNGRCV(*SYSTEM) DLTRCV(*YES)
2. RDB ディレクトリー項の追加
a. RDB ディレクトリー項目の処理 (WRKRDBDIRE)
b. OPT欄へ"1"入力し追加する。
・ 名前は任意(この名前を次の設定で使用します。)
・ IPアドレスとタイプを*IPとし実行すれば登録完了
3. リモート・ジャーナルの追加
このコマンドにより二次側にジャーナルとジャーナルレシーバーが作成されます。
ADDRMTJRN RDB(RMT_AAAAA) SRCJRN(QGPL/FILE1) TGTJRN(RMTLIB/FILE1)
RMTRCVLIB(RMTLIB)
RMT_AAAA: 2.で作成したRDB
RMTLIB : 二次側のジャーナル作成ライブラリー
4.ジャーナル開始
・ STRJRNPF FILE(QGPL/FILE1) JRN(QGPL/FILE1)
・ CHGRMTJRN RDB(RMT_AAAAA) SRCJRN(QGPL/FILE1) TGTJRN(RMTLIB/FILE1)
JRNSTATE(*ACTIVE)
語この後、一次側でFILE1に対して更新した内容が二次側のRMTLIB1のジャーナル
に随時転送されます。(二次側で確認する方法 DSPJRN JRN(RMTLIB/FILE1))
二次側(ホットスタンバイ)
1. 更新プログラム作成
2. 起動処理
RCVJRNE JRN(RMTLIB/FILE1) EXITPGM(RMTLIB/CHOTSTANBY)
これにより受け取ったジャーナル内容をPGM01へパラメータとして渡されます。
デフォルト30秒間隔(DELAYパラメータ)でプログラムへ情報を渡します
第一パラメータ
相対オフセット | フィールド | タイプ | |
1 | 項目の長さ | S(5) | MAX32767 |
6 | 順序番号 | S(10) | |
16 | ジャーナルコード | C(1) | |
17 | 項目タイプ | C(2) | |
19 | 日付 | C(6) | |
25 | 時間 | Z(6) | |
31 | ジョブ名 | C(10) | |
41 | ユーザー名 | C(10) | |
51 | ジョブ番号 | Z(6) | |
57 | プログラム名 | C(10) | |
67 | ファイル名 | C(10) | |
77 | ライブラリー名 | C(10) | |
87 | メンバー名 | C(10) | |
97 | 相対レコード番号 | Z(10) | |
107 | 標識フラグ | C(1) | |
108 | コミット・サイクルID | Z(10) | |
118 | 不完全データ | C(1) | |
119 | 最小化された項目固有データ | C(1) | |
120 | 予約フィールド | C(6) | |
126 | 情報・イメージ | C(XXXX) |
第二パラメータ
文字列3バイト
状況の変更等
1バイト目 ”0” 相手が活動状態で情報無し
”1” 相手が活動状態で情報有り
”3” レシーバー切断
”4” 相手が非活動状態